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長期遠征スタートの阪神 総力戦、今季占う試金石

2020/6/20 3:00
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プロ野球が当初の予定から約3カ月遅れの19日に開幕した。今季は新型コロナウイルスの感染防止へ長距離移動の回数を少なくしようと、1回の遠征時の試合数を多くする日程が組まれた。阪神は開幕から5カード連続で敵地で戦い、本拠地・甲子園での初戦は7月7日の巨人戦。開幕から2週間以上もホームで試合ができず、選手に負荷がかかりそうだ。球界最年長の43歳、福留孝介や7月に40歳となる藤川球児らベテラン頼みではなく、総力戦で試練の日程を乗り切ることが求められる。

阪神は開幕から長期の遠征を強いられる(甲子園球場)

阪神は開幕から長期の遠征を強いられる(甲子園球場)

開幕から5カード連続のロードゲームは、セ・リーグ6球団の中でもっとも遠征期間が長い。矢野燿大監督は「プロは言い訳をしない」と多くを語らない。ただ、遠征中は十分な練習時間を確保できず、調整が難しい。さらにはホテルからの外出も基本的に禁止。食事も可能ならルームサービスにするといい、選手はホテルに長期の缶詰め状態を強いられる。谷本修球団本部長は「大変ストレスがたまると思うが、そのストレスは試合で発散してほしい」と話す。

昨季の阪神はホームで39勝32敗1分、ロードで30勝36敗5分。ロードの勝率は巨人(5割4分3厘)に次ぐリーグ2位の4割5分5厘と比較的敵地で健闘した。ただ、ホームの優位は揺るがず、阪神にとっては開幕からいきなりの試練となる。

11月の日本シリーズ開幕までに120試合を消化する過密日程で、例年以上に選手の疲労蓄積も懸念される。とくに阪神の外野は福留と糸井嘉男(38)の両ベテランの存在感が大きい。昨季、左足首を手術した糸井は外出自粛期間を回復にあてたかいもあり、開幕前の練習試合で攻守に躍動した。福留も練習試合で甲子園のバックスクリーンに本塁打を打ち込んでみせるなど、両ベテランの若々しさには驚かされるばかりだ。ただ、シーズン終了までフレッシュな状態でプレーするのは年齢的にさすがに難しいだろう。

そこで求められるのは、若手や中堅の活躍だ。過密日程は控え組が両ベテランの出番を奪うチャンスでもあり、開幕前の練習試合では20代後半の中堅外野手が必死にアピールした。高山俊が巧打、江越大賀がパンチ力とそれぞれの持ち味を披露。本来内野を守る大山悠輔も外野守備をテストされるなど、多くの選手が両ベテランの定位置を虎視眈々(たんたん)と狙う。

矢野監督は「誰か特定の選手に頼るのはウチが目指す野球ではない。みんなが戦力」と話す。過酷な日程を乗り切るためにも、今季は例年以上に総力戦で選手個々の負担を減らすことが欠かせない。

(田村城)

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