Facebook、トランプ陣営の広告を削除 ナチスを想起

2020/6/19 8:01
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【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックは18日、トランプ米大統領の陣営がSNS(交流サイト)に投稿したコンテンツや広告がドイツのナチス政権を想起させるとして削除したことを明らかにした。トランプ氏はSNSの運営企業が保守的な発言を制限していると反発しており、両者の対立が一段と激しくなる可能性がある。

トランプ氏の陣営は赤い逆三角形の模様に「ANTIFA」の文字を重ねた画像を投稿し、広告も出した。赤い逆三角形はナチスの強制収容所で政治犯を識別する印として使い、同氏は黒人殺害事件に抗議するデモについて、極左団体「アンティファ(反ファシスト)」が暴徒化をあおっていると主張していた。

フェイスブックの広報担当者は取材に対し、「当社の指針では、非難や議論以外の目的で禁止されているヘイトグループの印を使うことを禁止している」と指摘した。一方、トランプ氏の陣営はツイッターを通じて、赤い逆三角形は「(単なる)絵文字だ」と主張し、「アンティファによって幅広く使われている」と述べた。

米国ではSNSを通じた政治広告の扱いが焦点になっている。ツイッターなどが禁止に踏み切る一方、フェイスブックは知る権利などを理由に続行の姿勢だ。ただ、同社に対しては2016年の米大統領選で選挙の公正さをゆがめたとの批判が出ており、選挙広告の透明性を高める取り組みを続けている。16日には政治広告の表示を止められる機能を発表した。

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