NYダウ小幅続落、39ドル安 コロナ拡大懸念が重荷

2020/6/19 5:12 (2020/6/19 5:57更新)
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【NQNニューヨーク=戸部実華】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前日比39ドル51セント(0.2%)安の2万6080ドル10セントで終えた。新型コロナウイルスの感染「第2波」への懸念が重荷だった。週間の米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったのも売りを誘った。ただ、米景気が回復に向かうとの見方までは崩れておらず、下値は堅かった。

今週はテキサス州やアリゾナ州などで新型コロナの感染者数や入院者数の増加が顕著となり、感染再拡大への懸念が株売りを誘った。米ジョンズ・ホプキンス大学によると、18日夕時点で米国の感染者数の合計は217万人を超えた。

18日発表の週間の米新規失業保険申請件数は150万8000人と前週から微減にとどまり、市場予想(約100万件)より多かった。市場では「労働市況の改善が行き詰まりつつあるのかもしれない」(バークレイズ)との見方があった。

景気敏感株は売り優勢だった。クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)や建機のキャタピラーの下げが目立った。長期金利の低下を受け、利ざや悪化懸念から金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースも下落した。

ただ、米株は一方的に売られる展開にはならず、相場の下値は堅かった。ダウ平均は朝方に270ドルあまり下げたが、売り一巡後は下げ渋り、午前の中ごろに小幅高に転じる場面もあった。その後は一進一退となり方向感を欠いた。16日発表の小売売上高が過去最大の伸びとなるなど、米景気の回復が続いているとの見方は崩れていない。米政府の経済対策や米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和が相場を支えるとの期待もあり、下値では押し目買いが入った。

コロナ感染の拡大が業績の逆風とならないソフトウエアのマイクロソフトやネット通販のアマゾン・ドット・コム、動画配信のネットフリックスなどハイテク株の一角が買われた。市場では「逆境下でも長期的な成長期待が高い銘柄には買いが続きやすい」(インバーネス・カウンセルのティモシー・グリスキー氏)との声も聞かれた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、前日比32.52ポイント(0.3%)高の9943.05で終えた。

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