英首相、対EU交渉の早期決着要望 仏大統領と対面会談

2020/6/19 3:23
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【ロンドン=中島裕介】英国のジョンソン首相は18日、ロンドンの首相官邸でフランスのマクロン大統領と対面で会談し、難航している欧州連合(EU)との新たな自由貿易協定(FTA)などの将来関係の交渉について早期決着を目指す意向を伝えた。英政府によると、ジョンソン氏は英・EUが7月の交渉加速で合意したことを歓迎したうえで、「秋までの長い交渉は意味がない」と語った。

社会的距離に配慮しながら対面したジョンソン英首相(左)とマクロン仏大統領(18日、ロンドンの英首相官邸)=ロイター

仏政府によるとマクロン氏は、EUの交渉官への支持を表明したうえで、両者がFTA締結にこぎ着けるよう協力する姿勢を示した。膠着が続く交渉についてEU側では首脳会議が予定されている10月が山場との見方が多く、ジョンソン氏の意欲が成就するかは不透明だ。英仏首脳は中国政府による香港への国家安全法導入の問題や、新型コロナウイルス対策で連携して対応することでも一致した。

会談は新型コロナ感染の予防のため、首脳同士が距離を取るなどして行われた。会談に先立ちマクロン氏は、第2次大戦中にフランスのドゴール将軍が英国から対独抗戦を呼びかけて80周年となるのを記念する式典にも出席した。英国は8日から新型コロナ対策として全ての国の入国者に14日間の外出制限を課しているが、外国からの代表者であるマクロン氏は対象外とした。

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