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独決済ワイヤーカード、株価一時7割減 会計問題で

(更新)

【フランクフルト=深尾幸生】オンライン決済サービスの独ワイヤーカードの株価が18日、一時7割以上下落した。同社は同日、監査法人から19億ユーロ(約2280億円)の現金が口座にあることを確認できないと通告を受けたと発表した。虚偽の残高確認があったことを示すものがみつかったと明らかにした。

ワイヤーカードはソフトバンクグループ(SBG)とも提携している。SBGは2019年4月に株式の約5.6%分に相当する普通株に転換できる新株予約権付社債(転換社債=CB)を約9億ユーロで引き受けることを発表していた。転換価格は1株130ユーロだった。

ワイヤーカードはドイツを代表するフィンテック企業で、DAX30と呼ばれるドイツ主要30銘柄を構成する。19年通期決算の会計監査を終えられないために20億ユーロの借り入れが19日に期限を迎えることが明らかになり、投資家が一斉に資金を引き揚げた。

フランクフルト証券取引所で17日の終値は104ユーロだったのに対し、18日の午後4時前(現地時間)に30ユーロまで下がった。18日の終値は39ユーロだった。1日で1兆円近い時価総額が吹き飛んだ。

ワイヤーカードのマークス・ブラウン最高経営責任者(CEO)は声明で「現時点ではワイヤーカードに損害を与える詐欺があったかどうかははっきりしない。我が社は未知の人物を訴える方針だ」と述べた。

ワイヤーカードをめぐっては、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が19年に不正会計問題を報じて以来株価が乱高下していた。ワイヤーカードはこれまで不正を強く否定していた。

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