沖縄戦動員の全学徒追悼 激戦地・摩文仁の碑で

2020/6/18 22:04
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太平洋戦争末期の沖縄戦に動員された沖縄県内21校の出身者らでつくる「元全学徒の会」は18日、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で追悼式を開催した。新型コロナウイルス感染防止のため、代表者や元学徒ら約20人のみが参列。各学徒隊の名称を刻んだ碑が建立された3月14日に開催予定だったが、感染拡大を受けて延期していた。

 「全学徒隊の碑」の前で営まれた追悼式で、平和宣言を読み上げる「元全学徒の会」共同代表の与座章健さん(18日午後、沖縄県糸満市の平和祈念公園)

沖縄戦では10代の学徒らが「鉄血勤皇隊」や「ひめゆり学徒隊」として物資運搬や看護を担い、米軍の猛攻や集団自決で多くが命を落とした。

強い日差しの下、参列者たちは「全学徒隊の碑」の前で黙とう。同会共同代表の与座章健さん(91)は「筆舌に尽くしがたい戦争の恐ろしさ、悲惨さを知っている県民の平和構築への信念は、決して揺らがない」と不戦を誓った。

県は2017年3月、碑を建立。正確な戦没者数が不明だとして刻銘を見送ったが、同会の調査に基づき19年3月、学校ごとの戦没者数と総計1984人と明記した説明板を設置した。〔共同〕

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