子ども狙う不審者が過去5年で最多 愛知、休校明けに注意

2020/6/18 20:18
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声かけやつきまといなど、子どもに近づく不審者の情報が2019年、愛知県警に1209件寄せられたことが18日、県警への取材で分かった。15年からの5年間で最多だった。新型コロナウイルスの影響で休校していた学校が再開しており、県警は被害の増加に注意を呼びかけている。

県警によると、13歳未満の子どもが、不審な声かけ、つきまとい、公然わいせつなどに遭った情報は17年から毎年増加。時間帯は下校する午後3~5時台に集中し、子どもだけで公園にいる場合などが狙われやすい。19年3月には小学2年の女児が複数で公園で遊んでいたところ、突然男に追いかけられ、尻を触られる被害があった。

今年は新型コロナで3月以降、小中学校が休校となり、5月までの被害は前年の半数以下に減った。しかし、多くの自治体で通常授業が再開した6月1日以降は、前年比で横ばいのペースに戻ってきているという。

県警は「被害に遭ったら逃げるか、大声を出すことが重要だ」と強調。19年の情報を分析したところ、子どもが逃げたり大声を出したりした場合、不審者の7割はその場から立ち去った。一方、子どもが立ち止まったり不審者と会話したりした場合は、体を触る被害や追い掛けられるなどの被害が7割に達した。

帽子やサングラス、マスクを着けた典型的なイメージの不審者は全体の1%に満たず、大半は普通の服装だった。県警は「見かけではなく、物陰から見つめるなど不審な行動に注意してほしい」とする。

例年、夏休み中は子どもが家族と外出するため、7~8月は被害が減少する傾向にあるが、今年は新型コロナの影響で夏休みが短い。長引く休校で新学期の防犯教室などが開催できておらず、県警は家庭や学校での注意喚起に期待する。

不審者の見分け方や防犯ブザーの使い方を身に付けてもらうため、県警は15年から体験型の防犯教室「BO-KENあいち」を実施。今後はこの教室の動画配信も検討していく。

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