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NTN、一時7%安 業績低迷の長期化懸念(話題の株)

18日の東京株式市場で軸受け(ベアリング)大手のNTNの株価が大幅続落した。一時は前日比16円(7%)安の222円まで下げ、1日以来の安値を付けた。17日の取引終了後に発表した2020年3月期連結決算は、最終損益が439億円の赤字(前の期は69億円の赤字)だった。21年3月期の業績見通しは未定で、業績低迷の長期化を警戒した売りが膨らんだ。

18日の終値は14円(6%)安の224円。同日の東証1部の下落率では2位だった。決算発表を受けて「業績回復にはまだ時間がかかるとの見方が広がった」(岩井コスモ証券の清水範一アナリスト)。

前期は新型コロナウイルスの影響で米国工場が停止し、国内工場も自動車や建設機械の需要減で稼働率が低下。機械設備などに関連し290億円の減損損失を計上した。足元も収益環境は厳しい。米中貿易摩擦による追加関税などでコスト負担が重い上、主要顧客の自動車メーカーの生産調整が追い打ちをかけている。

17日のウェブ会見で大久保博司社長は「米国の自動車需要が新型コロナ前の水準に戻る時期は見通せない」と懸念を表明。設備投資は前期の半分以下の200億円弱まで絞り込み、欧州の鉄道向け大型製品や補修向けなど付加価値の高い分野に集中する考えだ。

ただコロナの影響が長期化すれば、補修向け製品などの需要も見通せない。感染「第2波」への警戒もくすぶり、株価は当面上値が重い状況が続きそうだ。清水氏は「電気自動車(EV)化に対応した製品の投入や、工場のデジタル化など生産効率化を加速する必要がある」と指摘していた。

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