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20年のアジア新興国成長率 0.1%に下方修正 ADB予想

【マニラ=遠藤淳】アジア開発銀行(ADB)は18日、2020年のアジア新興国・地域(アジア大洋州の46カ国・地域)の実質成長率の予想を4月時点の2.2%から0.1%に下方修正した。新型コロナウイルスの影響で経済活動が一段と停滞すると見込んだ。

予想通りとなれば、マイナス成長だった1961年以来の低さだ。成長率がさらに下振れするリスクもあるという。

4月からの引き下げ幅を地域別でみると、南アジアの大きさが目立つ。4.1%からマイナス3.0%に落ち込むとの見通しだ。なかでも都市封鎖が長引いたインドはマイナス4.0%と予測。

東南アジアは1.0%からマイナス2.7%に見直した。早期の新型コロナ対策が奏功したベトナムは4.1%のプラス成長を維持するが、インドネシア、フィリピン、タイはいずれも経済規模が前年より落ち込む。

東アジアはプラス成長を維持する。経済活動を早期に再開した中国本土は1.8%。中国政府の統制強化で「一国二制度」が揺らぐ香港はマイナス6.5%の見通しだ。

ADBの沢田康幸チーフエコノミストは「各国(・地域)は感染(拡大)の新たな波が起こらないように政策措置を取るべきだ」と指摘した。

21年のアジア新興国・地域の成長率予想は4月時点と同じ6.2%。主要国・地域は回復する一方、太平洋地域の島しょ国の一部は20年より大幅に悪化すると見通した。

ADBは毎年4月ごろに加盟国・地域の成長予想をまとめた「アジア経済見通し」を発表し、四半期ごとに状況の変化を踏まえて見直している。

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