河井前法相夫妻を逮捕 地元議員ら買収容疑 東京地検

社会・くらし
2020/6/18 14:51 (2020/6/18 18:20更新)
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参院本会議を終え退出する河井案里議員(写真左)と衆院本会議に出席した河井克行前法相(同右)=17日

参院本会議を終え退出する河井案里議員(写真左)と衆院本会議に出席した河井克行前法相(同右)=17日

2019年7月の参院選で、広島の地元議員らに計約2570万円を配って買収したとして、東京地検特捜部は18日、前法相の河井克行容疑者(57)と妻で参院議員の案里容疑者(46)を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。現職国会議員夫妻の逮捕は初めてとみられる。

特捜部は同日、東京都内にある両容疑者の議員会館事務所などを家宅捜索した。

克行前法相の逮捕容疑は19年3~8月、票の取りまとめなどを依頼する報酬として地元議員ら94人に計約2570万円を提供した疑い。案里議員は、このうち計170万円分の提供について克行前法相と共謀した疑い。

関係者によると、夫妻はこれまでの任意の事情聴取に対し、買収の意図や違法性の認識を否定している。夫妻は自民党に離党届を提出し、17日に受理された。

公選法の買収罪で罰金刑を含む有罪判決が確定した場合は一定期間、被選挙権が停止され、国会法の規定に基づき失職する。

克行前法相は広島県議を経て1996年衆院選で初当選し、7期目。19年9月に法相として初入閣を果たしたが、案里議員陣営による車上運動員の買収疑惑が発覚したことを受け、同10月に法相を辞任した。

案里議員は03年の広島県議選で初当選。4期務めた後、19年7月の参院選に出馬、初当選した。

案里議員の公設秘書は16日、車上運動員に違法報酬を支払ったとして執行猶予付きの有罪判決を言い渡された。連座制の適用対象で、案里議員は失職する可能性が高まっている。

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