都知事選、オンライン重視 密集回避対策も

2020/6/18 11:47 (2020/6/18 17:25更新)
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任期満了に伴う東京都知事選が18日告示され、22人が立候補を届け出た。前回2016年の21人を上回り、過去最多になった。新型コロナウイルスの感染防止と、経済活動との両立策などが主な争点となる。投開票は7月5日。

選挙戦は再選を目指す現職の小池百合子氏(67)に、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52)らが挑む構図。

選挙戦が新型コロナの感染拡大につながらないよう、「オンライン演説」を活用する候補者も多く、聴衆が密集しないよう街頭演説を事前告知しないケースもある。

山本氏は18日午前、JR新宿駅前で演説に臨み、車上から「皆さんの生活を底上げしたい」などと訴えた。聴衆が密集するのを避けるために事前告知はしなかったが、演説が始まるとすぐに人だかりができた。ビラを配る陣営スタッフはマスクとゴム手袋などを着用して感染防止に努めた。陣営は過去の選挙戦のようにSNS(交流サイト)などを駆使した戦術を展開し、第一声はウェブ上でも中継した。

再選を狙う小池氏は街頭演説で人が集まるのを避けるため、自身のウェブサイトで動画を「第一声」として公開した。

約2分の動画で4年間の実績を強調し、画面を通じて「東京の未来は都民と決める。一緒に新しい東京をつくりましょう」と呼び掛けた。動画の公開後には東京都庁内で報道陣に「都民の命と健康を守っていく。これを最優先に進めていく」と述べた。

候補者の第一声を聞く有権者(18日午前、東京都新宿区)

候補者の第一声を聞く有権者(18日午前、東京都新宿区)

宇都宮氏は都庁前で「今回の選挙は一人ひとりの生存権がかかった選挙だ。コロナ感染症から都民の命を守る医療体制の充実と休業に伴う補償を徹底する」と強調した。

18日午後はビデオ会議システム「ズーム」を活用したトークイベントを予定。陣営スタッフは「オンラインと街頭演説は半々の割合でやる。ウェブ上で生活困窮者の支援者らと対談も企画していく」と意欲を見せる。

日本維新の会の推薦を受ける小野氏は、感染拡大が懸念されている繁華街、新宿・歌舞伎町でカバーを掛けたマイクを握り、経済と新型コロナ対策の両立を訴えた。

同陣営はコロナ対策専門チームを組織し、感染防止のためのマニュアルを作成した。選挙事務所にスタッフが密集しないよう、遊説先への直行直帰を原則にするという。「マスク姿では顔のアピールがしにくいが、SNSなども広く活用していく」(同陣営)

立花氏は都庁前で演説活動を開始。自粛や休業で困窮する人に触れ、「飲食店の方や、イベント業の方をお守りする」と訴えた。

告示前に「あまりコロナを怖がるなと発信したいので、あえてマスクはしない」と話していた通り、マスクをせずに車上から演説を行った。ほかにも目立った新型コロナ対策はしない方針で、演説後はサインの求めに応じていた。

東京都知事選の横断幕が掲げられた東京都庁(18日、東京都新宿区)

東京都知事選の横断幕が掲げられた東京都庁(18日、東京都新宿区)

都知事選の立候補受け付けで「7つ道具」を渡す、東京都選挙管理委員会事務局の職員(18日午前、東京都新宿区)

都知事選の立候補受け付けで「7つ道具」を渡す、東京都選挙管理委員会事務局の職員(18日午前、東京都新宿区)

候補者の第一声を聞く有権者(18日午前、東京都新宿区)

候補者の第一声を聞く有権者(18日午前、東京都新宿区)

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