大学スポーツ協会、運動部の活動再開へガイドライン
全国の約200大学が加盟する大学スポーツ協会(UNIVAS)は18日、新型コロナウイルスの影響で自粛となっていた大学運動部の活動を再開するにあたっての指針をまとめた。学生の検温や体調チェックを毎日行い、普段の生活行動の記録も残しておくことなどを促している。
ケガを防ぐ観点からも、活動はスポーツ施設の使用許可などの状況を見ながら段階的な再開が望ましいとした。チーム競技の場合、接触を伴わない少人数のグループ練習からポジション別のチーム練習、部分的な接触がある全体練習と数週間ごとに移行するような形を想定している。
接触の多い競技では「必然的に呼気が激しくなるため、より一層の身体的距離の確保が求められる」と指摘。ボトルなどの回し飲みもしないよう求めた。更衣室やロッカールームといった共用エリアはできるだけ使用を避け、使う場合も時間差や会話の制限などに努めることを盛り込んだ。
UNIVASは2019年3月に発足した大学スポーツの統括団体。現在222大学と34競技団体が加盟している。