NYダウ反落、170ドル安 新型コロナ感染拡大を警戒

2020/6/18 5:17 (2020/6/18 5:42更新)
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【NQNニューヨーク=岩本貴子】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落した。前日比170ドル37セント(0.7%)安の2万6119ドル61セントで終えた。新型コロナウイルスの感染が米国の一部地域で拡大。経済活動の再開が鈍るとの見方につながり、景気敏感株を中心に売りが広がった。

テキサス州では感染者に占める入院患者の割合が上昇するなど、米国の一部の州では新型コロナの感染が再び広がっている。中国の北京市でも集団感染が見つかり、中国の航空会社は北京発着の航空便を減らしたと伝わった。景気懸念が再燃し、石油株や銀行株など業績が景気に連動しやすい銘柄に売りが目立った。

市場では「感染拡大が続くうちは人々は飛行機での移動やレジャーに神経質にならざるをえない」(ボケ・キャピタル・パートナーズのキム・フォレスト氏)との声が聞かれた。外出規制が業績に響くクルーズ船や空運株に売りが目立った。

ただ、下値は堅く、取引時間中には前日終値を上回る場面もあった。米政権が1兆ドル規模のインフラ投資計画を検討しているとの前日の報道が引き続き材料視された。朝方発表の5月の米住宅着工件数は前月比4.3%増と、大幅な減少だった4月から回復した。住宅市場が持ち直しつつあるとの見方も株買いにつながった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸した。前日比14.66ポイント(0.2%)高の9910.53で終えた。自宅でサービスを利用する「巣ごもり消費」の恩恵を受ける動画配信サービスのネットフリックスやネット通販のアマゾン・ドット・コムが上昇。ゲームソフトや半導体株も買われた。米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和の長期化で流動性相場が続くとの思惑も、高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株の支えになった。

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