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スパコン「富岳」で飛沫拡散予測 「向かい合い避けて」

(更新)

理化学研究所は17日、次世代のスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を使ってくしゃみやせき、会話などで発生する飛沫がどう拡散するかをシミュレーション(模擬実験)した結果を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐうえで、電車での混雑や向かい合って会話するのを避けることが重要だとわかった。

シミュレーションは電車の車内、オフィス、病室などを対象に実施し、注意すべき点などについて調べた。

定員を大きく上回って混雑しているような電車は、空気がよどみやすい。窓を開けると一定程度は改善するが、特に低い位置は換気が進みにくいという。一方、すいている時は窓を閉めていても十分に換気がされる。理研の坪倉誠チームリーダーは「まずは過密状態を避けるのが重要だ」と指摘する。

せきだけでなく、会話でも飛沫は2メートル程度飛ぶとされる。オフィスなどで人が座って机を囲む場合、リスクを避けるうえで間仕切りを導入するケースがあるが、高さは140センチメートルほど必要になるという。口の位置より少し高い120センチ程度の場合に比べ、飛沫の到達量を10分の1以下に減らせる。正面で向き合う場合に比べ、隣に座っている人同士のリスクが低いこともわかった。

病室内のシミュレーションでは、仮に4人の患者が同時にせきをした場合、大きな飛沫は仕切りのカーテンの中に落下、付着するが、小さな飛沫は天井に到達し、隙間を経て室内に拡散することがわかった。換気口や窓開けを通して換気することなどが重要という。

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