大学入試、予定通り実施 共通テストは2週間後に追試

2020/6/17 21:13 (2020/6/18 7:22更新)
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文部科学省は大学入学共通テストや国公私立大の個別試験を予定通りの日程で実施する方針を決めた

文部科学省は大学入学共通テストや国公私立大の個別試験を予定通りの日程で実施する方針を決めた


文部科学省は17日、2021年度の入学者を選抜する大学入試を巡る高校、大学関係者らとの協議を開き、大学入学共通テストや国公私立大の個別試験を予定通りの日程で実施する方針を決めた。近く示す大学入試全体の指針「大学入学者選抜実施要項」に盛り込む。

20年までの大学入試センター試験に代わる共通テストの本試験の日程は予定を変えず21年1月16、17日とする。従来1週間後に東京と大阪で行ってきた追試験は2週間後の同月30、31日に全47都道府県で実施する。新型コロナウイルス対策の休校による学習の遅れを理由に追試を受験することも可能とする。

感染拡大などに備えて追試の2週間後にもさらに予備の試験日を設ける。

各大学の個別試験についても、2月1日から私立大、同月25日以降に国公立大の前期日程、3月8日から公立大中期、同月12日から国公立後期とのスケジュールは変えない。新型コロナに感染した受験生への配慮策として、追試験日の設定か別日程への振り替えを可能とするよう求める。

出題範囲について、共通テストでは特に配慮しない。各大学の個別試験では、高校3年で学習することが多い数学や理科、社会の科目で問題を選べるようにするなど、出題範囲を工夫するよう強く要請する。

9月から始まる総合型選抜(これまでのAO入試)は出願時期を2週間繰り下げる。11月からの学校推薦型選抜(推薦入試)の日程は変えない。今後の感染拡大の状況によっては日程を改めて検討することも合意した。

感染の再拡大などで秋以降に再び休校した場合、高校卒業や大学入学時期が4月以降にずれこむ可能性があることも検討課題として挙がった。仮にそうなれば入試日程を大幅に変える方針も確認した。

17日の協議では、共通テストの追試験について「学習の遅れをある程度証明すべきではないか」「浪人生を対象にしない方がいい」「出願時から追試験を選べるようにするのは望ましくない」などの意見が出た。追試験を受ける要件については今後も検討を続ける。

大学入試日程を巡っては、全国高等学校長協会(全高長)が16日、全体を1カ月程度繰り下げるよう文科省に求めた。これに先立ち、同省が全国の高校を対象に実施したアンケート調査では「予定通り実施すべきだ」との回答が約7割に上った。大学側は会場確保などの事務負担の増加を懸念し日程変更に消極的な姿勢を見せていた。

文科省担当者によると、協議では全高長から「1カ月繰り下げるのが難しいのであれば、2週間でも(共通テストの追試があるのは)ありがたい」との意見が出たという。

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