JMU、300億円増資 日立造船は経営への関与低下

2020/6/17 18:15
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国内造船2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市)はこのほど、300億円を増資した。JFEホールディングス(HD)とIHIがJMUによる第三者割当増資を引き受け、両社の出資比率は約49%に上昇した。今後、造船国内首位の今治造船が3割を出資する一方、前身である日立造船はJMUの経営への関与を弱める。

JMUはこのほど増資した

増資により資本金は3月末付で250億円から400億円に、資本準備金は150億円となった。2社の持ち分は45.93%から49.42%へ上昇し日立造船の出資比率は8.15%から1.16%に低下した。10月には今治造船がJMUに30%を出資する見通しで、最終的にはJFEとIHIが各35%、今治造船が30%程度を出資する株主構成になるもようだ。

増資に参加しなかった日立造船はJMUへの経営関与を実質退く方針だ。同社の非常勤監査役の森方正之氏が15日付で退任し日立造船から出向する役員がいなくなった。1.16%を保有するJMU株の売却については「現時点で決まった事項はない」としている。

日立造船は2002年にNKK(現JFEホールディングス)と折半出資し、JMUの前身のユニバーサル造船を設立した。日立造船は約2千人の社員や船舶用エンジンを除く生産設備を移管した。ただ08年にJFEが出資比率を高めてユニバーサルを子会社化して以降、日立造船の関与は薄まっていた。

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