需要減少の富山の白エビ、セブンのおにぎりに
セブン―イレブン・ジャパンは17日、富山県名産の白エビとホタルイカを使った商品を発売すると発表した。「白えび天おむすび」を23日から、「富山湾産ホタルイカのペスカトーレ」を7月15日から順次、販売する。外食需要の不振で海産物の卸価格が下がるなか、コンビニエンスストアの販路を活用して消費を喚起する。

北陸3県と新潟県の765店で販売する。天おむすびの価格は税別160円で、白エビの天ぷらと天丼をイメージして昆布だしをきかせた甘めの天つゆを使う。ホタルイカを盛りつけたペスカトーレは同480円で、ホタルイカのゆで汁もスープに加えて魚介の味を強調する。
富山県漁業協同組合連合会の尾山春枝代表理事会長は「外国からもお客が訪れず、白エビなどの価格が下がっている。こうした取り組みがあれば安心して漁にいける」と話す。同社の担当者は「富山には素晴らしい食材がある。継続して取り組みたい」と意気込む。
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