エンドロールの先 映画監督 安藤桃子
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ひとつの連載を終える時、こんなにも胸がいっぱいになったことがあっただろうか。昨年末に1回目を入稿してから約半年間、この連載はこれを以(も)って最終回である。数年にわたる長期連載を終える時は満を持して、という気持ちで卒業して来たが、今回、こんな気持ちは初めて! と感じるのは、世界中が抜けようとしているコロナというトンネルを、連載と共に並走してきたからという明確な理由が在る。
当連載の編集者Z氏が、こ...
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