5月の派遣時給、小幅に上昇 低時給案件が減少
人材サービス大手のエン・ジャパンが発表した5月の派遣社員の募集時平均時給は、三大都市圏(関東、東海、関西)で1585円となり、前年同月比0.1%(2円)上昇した。新型コロナウイルスの影響で時給水準が低い案件を中心に求人が減り、平均が上昇した。
職種別では件数が多い「オフィスワーク系」は1551円と1.5%(24円)下がった。求人案件数も53.3%減少した。中でも「一般事務」は案件数が59.5%減り、時給は3.3%(51円)安と大きく下がった。一方、「事務的軽作業」は助成金の申請業務などの需要で9.0%(106円)上昇した。「学校事務」も例年3~4月の需要が遅れて発生し1.5%(20円)高となるなどコロナの影響が表れた。
テレワークやオンライン学習を支える人材の時給上昇で「IT(情報技術)系」は2270円と0.2%(5円)高だった。「運用管理・保守」は2.0%(42円)高の2155円、「社内システムエンジニア(SE)」は4.1%(90円)高の2317円だった。
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