5月の米小売売上高17.7%増 過去最大の上げ幅

2020/6/16 22:39 (2020/6/17 6:53更新)
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5月の米小売売上高は、経済活動の再開を受け急増した(園芸店で買い物をする消費者、米ニューヨーク州)=ロイター

5月の米小売売上高は、経済活動の再開を受け急増した(園芸店で買い物をする消費者、米ニューヨーク州)=ロイター

【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が16日発表した5月の小売売上高(季節調整済み)は前月比17.7%増加した。4カ月ぶりの増加で統計を開始した1992年以来過去最大の上げ幅となり、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(7.7%程度の増加)を大幅に上回った。

新型コロナウイルス流行に伴う外出規制で3月以降急速に落ち込んだ個人消費が、経済活動の再開を受けて回復してきたことを示した。

自動車・関連部品が44.1%増加し全体を押し上げた。全体から変動の激しい自動車・同関連部品を除いた指標でも12.4%増加した。

すべての項目で売り上げが増加した。特に衣料・装飾品店(188%増)、家具店(89.7%増)、スポーツ用品・書店(88.2%増)が大きく伸びた。

一時閉鎖などを余儀なくされていた飲食サービスも多くの州での営業再開が可能となり、29.1%増加した。客足が戻り始めていることを示した。

ただ、前年同月比ベースの小売売上高は6.1%減だった。特に衣料・装飾品(63.4%減)や飲食サービス(39.4%減)の落ち込みが目立った。

■5月の米鉱工業生産、1.4%上昇 3カ月ぶりプラス


 【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した5月の鉱工業生産指数(2012年=100)は92.6となり、前月の改定値から1.4%上昇した。3カ月ぶりの上昇で、12.5%低下した前月から回復したが、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(2.6%程度の上昇)にはとどかなかった。前年同月比では15.3%低下した。
 新型コロナウイルス流行で一時閉鎖していた工場の多くは操業を再開しているが、生産活動の回復が鈍いことを示した。
 製造業は前月比3.8%上昇した。2カ月連続で大きく低下した後での上昇で、主な産業分野の大半でプラスとなった。特に自動車・同部品が120.8%上昇した。
 一方、鉱業は6.8%低下したほか、電気・ガスも2.3%低下した。
 設備稼働率は64.8%で、前月の改定値から0.8ポイント上昇した。

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