プリファード、ゲーム本格参入 グリーと共同開発

人工知能(AI)開発スタートアップのプリファード・ネットワークス(東京・千代田)は16日、グリーのゲーム事業子会社、WFS(東京・港)と共同で開発を始めると発表した。ゲームなどのエンタメ分野に本格進出する。
AIの一種である深層学習の技術を活用し、制作作業の効率化や新たな表現の開発を進める。共同開発したアプリを2021年に商品化することを目指す。
プリファードはゲームのアニメを自動で生成する技術を持つ。ゲーム制作現場の人手不足は深刻で、AIの活用などによる作業の効率化へのニーズは強い。
6月にはイラストや漫画の制作を手掛けるフーモア(東京・中央)に出資し、保有技術をいかしてゲームを自動で制作する取り組みを始めた。フーモアはプリファードのAI技術を活用してゲームクリエーター向けの制作ツールを開発し、ゲーム会社などに提供することも視野に入れる。
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