河井夫妻、自民離党へ 17日にも届け出

2020/6/16 19:00
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自民党の河井克行前法相と妻の案里参院議員が離党する意向を固めた。2019年7月の参院選を巡る公職選挙法違反事件を踏まえ、党幹部は「夫妻は17日にも離党届を提出する」と述べた。立憲民主党など野党4党の幹事長・書記局長は16日、夫妻は議員辞職すべきだとの認識で一致した。

安倍晋三首相は16日夜、首相官邸で記者団に「国会議員は疑惑についてはしっかりと説明を果たしていく責任を負っている」と語った。

夫妻は案里氏が初当選した19年の参院選で2千万円超の現金を地方議員らに配った疑いがある。検察当局は17日が会期末の今国会閉会後に夫妻を公選法違反で立件する方向で詰めの捜査を急ぐ。

案里氏の公設秘書が運動員に違法報酬を支払った罪に問われた裁判を巡っては、広島地裁が16日に懲役1年6月、執行猶予5年を言い渡した。懲役刑の有罪判決を受け、連座制の適用で案里氏の当選が無効になり失職する公算が大きくなった。

自民党の規約は所属の国会議員が刑事事件で起訴された場合、党員資格を停止すると記す。夫妻は党の規定や党への影響を考慮して離党の意向を固めたとみられる。

議員辞職はしない見通しだ。党執行部は検察の捜査の動向を見極めながら党の対応を決める。

自民党の二階俊博幹事長は16日の記者会見で夫妻の離党について「やがてきちっとするだろう」と話した。公設秘書の有罪判決は「他山の石として全ての国会議員が心して対応していくことが重要だ」と指摘した。

公明党の石田祝稔政調会長は16日、国会内で記者団に「このままいくと当然連座制の対象になる。本人がしっかりと判断すべきだ」と述べた。

立民の福山哲郎幹事長は「非常に憂慮すべき問題で議員辞職に値する」と断じた。共産党の小池晃書記局長は「自民党総裁である安倍晋三首相、自民党の責任も含めて徹底的に追及しなければならない」と強調した。

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