段ボール製ベッドを避難所に 新潟県聖籠町
新潟県聖籠町は、避難所などに仕切り付き段ボール製ベッドの配備を進める。6月に「災害時における物資供給に関する協定」を藤屋段ボール(新潟県聖籠町)と締結。地震や台風などの被災時に、優先的に納品できるよう用意する。2019年秋から話し合いを始めていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け計画を早めた。

聖籠町は食品や飲料などで同様の協定を20ほどの民間企業と結んできたが、ベッドや仕切りに関する協定は初めて。聖籠町の生活環境課の担当者は「避難所でも一定程度の数量をあらかじめ用意したい」と話す。
ベッドのサイズは幅1メートル、長さ2メートルで、仕切りの高さは1メートルほど。テープ不要で組み立てでき、土台である段ボール箱は収納スペースになる。製造する藤屋段ボールから商品化もしており、価格は仕切りを含め5000円(税抜き、送料別)。