中国滴滴、小口物流サービスに参入 まず成都と杭州で

アジアBiz
2020/6/16 16:54
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【北京=多部田俊輔】中国配車アプリ最大手の滴滴出行(ディディ)は16日、物流事業に参入すると発表した。利用者はライドシェア(相乗り)やタクシー配車と同じアプリを使い、小口の荷物の配送を依頼できる。新型コロナウイルスの影響で乗客の移動が停滞するなか、物流分野への参入で収益基盤を強化する狙いがあるとみられる。

滴滴出行が乗り出す物流サービスのイメージ

第1弾として、四川省成都市と浙江省杭州市で23日にサービスを始める。滴滴の既存のスマートフォンアプリを使う仕組みで、荷物の輸送範囲は都市内としている。すでにこのサービスで運転手2万人余りが登録済みで、今後は成都や杭州で訓練などを実施する。

中国メディアによると、滴滴は今年4月に物流事業を手掛けるグループ会社を設立した。サービスの開始にあたり、北京市や上海市など10都市を候補としてきたが、まずは成都と杭州で需要が期待できると判断した。

中国ではアプリを使って物流サービスを提供する企業は多く、競争環境は厳しい。滴滴はサービスを都市内に絞り、ライドシェアやタクシー配車で蓄積したビッグデータや効率的な車両運行の仕組みを生かす考えだ。

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