BYD、半導体子会社120億円増資 韓国SKなど出資

アジアBiz
2020/6/16 15:46
保存
共有
印刷
その他

【広州=川上尚志】中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は15日、半導体事業を手掛ける子会社を増資すると発表した。韓国大手財閥SKグループや中国スマートフォン大手の小米(シャオミ)など30社から計約8億元(約120億円)の出資を受け、登録資本金や資本準備金に組み込む。半導体の生産や研究開発を強化し、外部との連携も広げる。

BYDは主力のEVのほか半導体やスマートフォン組み立てなどの事業を手掛ける=ロイター

子会社の比亜迪半導体がSKや小米のほか、中国パソコン大手レノボ・グループ、中国自動車大手の上海汽車集団や北京汽車集団系列の投資ファンドといった30社から出資を受ける。BYDは「出資を受ける先と技術や業務の交流を積極展開し、顧客開拓や提携の準備を強める」としている。調達する資金は生産能力の増強や人材獲得、製品開発の強化に充てる。

比亜迪半導体への30社の出資比率は計7.8%になり、BYDの出資比率は72%に下がる。BYDは5月にも比亜迪半導体が投資ファンドなど14社から計19億元の出資を受けると発表していた。

BYDはEVなど自動車事業が主力だが、傘下の比亜迪半導体は「IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)」と呼ぶ高性能のパワー半導体の開発や生産を手掛ける。自動車や鉄道、再生可能エネルギーによる発電分野などで需要拡大が見込まれる。BYDはかねて半導体事業の分離、上場を検討しており、今回の出資受け入れを機に「上場に向けた作業を積極的に進める」(BYD)としている。上場を目指す時期など詳細は明らかにしていない。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]