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世界成長率、さらに下方修正 IMF「経済は大封鎖」

【ワシントン=河浪武史】国際通貨基金(IMF)は近く改定する世界経済見通し(WEO)で、2020年の成長率予測をさらに引き下げる。4月時点で既にマイナス3%と大恐慌以来の落ち込みを想定していたが「新型コロナウイルスによって深刻な『世界大封鎖』が経済を直撃した」と強く懸念する。

IMFは金融市場の深刻な調整リスクも指摘した=ロイター

IMFのギータ・ゴピナート首席エコノミストが16日公表したリポートで表明した。WEOの改定は当初7月に予定していたが、今回は6月24日に前倒しする。世界銀行も8日、20年の世界の成長率がマイナス5.2%まで落ち込むとの予測を公表している。

ゴピナート氏は「世界経済は過去の危機と異なり、大恐慌以来初めて先進国と新興国が同時に景気後退に突入した」と指摘した。新型コロナの感染拡大を防ぐため「経済活動は大封鎖を余儀なくされた」とし、とりわけサービス産業の事業収縮に強い警戒感を表明した。

主要国は経済活動の段階的な再開に踏み切っており「大封鎖は出口に向かっている」(ゴピナート氏)という。ただ、新型コロナの感染リスクは残っており「早期に封鎖を緩和した中国の事例をみても、接客業や旅行業の持ち直しはなかなか進まない」と懸念した。

世界的な株価の回復には「実体経済との乖離(かいり)がみられる」とみる。主要国の大規模な財政出動や金融緩和がその一因とみるが「感染状況や経済情勢の悪化が報じられれば、金融市場は深刻な調整を余儀なくされるかもしれない」とも指摘した。

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