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さっぽろ雪まつり「大雪像」断念、21年は縮小開催へ

さっぽろ雪まつり実行委員会は16日、2021年は名物の「大雪像」建設を断念する方針を決めた。大雪像は企画から完成まで数カ月を要するうえに陸上自衛隊の協力が不可欠で、新型コロナウイルスの影響で、準備が難しいとみている。国内外から200万人以上が訪れていた北海道観光の冬の目玉イベントも大転換を迫られる。

20年2月の雪まつりではメイン会場の大通公園にサラブレッドや海外の観光地などをかたどった高さ15メートル規模の大雪像が並んだ。プロジェクションマッピングなどもあり、見物客や写真撮影を楽しむ観光客でにぎわっていた。

ただ少雪だった今年は自衛隊が100キロメートル近く離れた場所から雪をかき集めて完成させるなど苦労した。新型コロナの感染が終息していない環境下で国内外の機関と準備を進めることは困難で、民間企業の協力を得るのも難しい。

実行委は雪まつりは中止せず、中小の雪像を中心にイベントの開催を検討する。ただ名物の大雪像がなければ観光客の減少は避けられないとみられ、市内のホテルや民泊に与える影響も大きい。新型コロナで打撃を受けている北海道観光には追い打ちとなりそうだ。

さっぽろ雪まつりは1950年に始まった市内最大のイベント。20年1~2月の第71回大会の来場者数は202万人と、新型コロナの影響で過去10年で最小の水準にとどまっていた。会場に設けられたプレハブ小屋に勤務していたスタッフが新型コロナに感染し、観光客からも道内外で複数の感染者が確認されていた。

(荒川信一)

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