ユニクロのマスク、ネット販売「迷惑かけぬよう準備」 - 日本経済新聞
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ユニクロのマスク、ネット販売「迷惑かけぬよう準備」

(更新)

ファーストリテイリング傘下のユニクロは15日、洗って繰り返し使用できる布マスク「エアリズムマスク」を19日に発売すると発表した(「ユニクロ、『エアリズムマスク』19日から販売」参照)。同社はオンラインストアでの販売体制について「お客さまに迷惑がかからないよう準備している」(広報)とする。

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エアリズムマスクは全国のユニクロ店舗に加え、公式オンラインストアでも同日から販売する。ただしオンラインストアに発売時刻についての記載はなく、同社広報も「発売時刻は公表していない」とする。生産規模は週50万パック(1パックは3枚入り)だが、初回販売数量は明らかにしていない。

同社は11~25日に「誕生感謝祭」と題したセールを全国の店舗とオンラインストアで展開している。またエアリズムマスクの発売日と同じ6月19日には東京・銀座に新たな旗艦店舗「UNIQLO TOKYO」を開業予定だが、「エアリズムマスクの発売日はなるべく早くお客さまの手元に届けられるようにと設定したもので、誕生感謝祭や旗艦店舗のオープンとは関係ない」(同)という。

新型コロナウイルスの流行に伴い、国内では2月頃からマスクの品薄状態が続いている。電子商取引(EC)サイトにおけるマスク通販を巡っては、シャープが使い捨てマスクを発売した際にアクセスが殺到してサーバーがアクセス不能になった。あらゆるモノがネットにつながるIoT家電を制御する同社のクラウドサービスにも影響が及んだ。またスポーツ用品大手のミズノが5月に水着素材の布マスクを抽選販売した際もサーバーにつながりにくい状態になった。

ユニクロは2017年11月にオンラインストアでシステム障害を起こし、系列の「ジーユーオンラインストア」とともに1日以上販売を休止する事態を招いた。同障害の原因もセール初日のアクセス殺到だった。

今回のエアリズムマスク販売に向けたオンラインストアの販売体制について同社は具体的な説明を避けたが、「お客さまに迷惑がかからないよう準備している」(広報)としており、契約するクラウドサービスのインスタンス増強などの対策を採っているとみられる。

(日経クロステック/日経コンピュータ 金子寛人)

[日経クロステック 2020年6月15日掲載]

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