鉄道向けで実績のドア、「イーパレット」に 富士電機

2020/6/16 7:37
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富士電機は同社のドア駆動システムがトヨタ自動車の新型自動運転電気自動車(EV)「イーパレット」に採用されたことを明らかにした。ドアの開閉を制御するシステムで、異物感知や開閉速度の調整機能を備える。これまで鉄道車両で採用されてきた豊富な実績を生かし、今後自動車向けの受注拡大を狙う。

「イーパレット」に搭載される富士電機のドア駆動システム(イメージ)

トヨタ自動車の自動運転EV「イーパレット」

鉄道向けで実績のある電気式ドア駆動システムの技術を活用。富士電機は鉄道車両向けの電気式ドア駆動システムでは国内で約半数のシェアを占める。海外を含めて約7万5千台のシステムを1万の車両に納入している。鉄道車両で培った信頼性や安全性の高さが評価され、今回イーパレットで採用に至ったという。

トヨタのイーパレットはバリアフリーに配慮した自動運転EV。20名まで収容できる広い車内空間を備え、車いすに乗ったまま乗降することもできる。2021年に延期された東京五輪・パラリンピックが開催される際には選手村内を巡行し、大会関係者や選手の移動に使われる予定だ。

鉄道車両のドア駆動システムは空気式と電気式の2種類に大別される。電気式は空気式に比べて部品の数が少なく、精密な制御ができる利点がある。東急電鉄の6020系や東京都交通局の5500形などの最新型車両にも採用されている。

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