21年の「アカデミー賞」、4月に延期 新型コロナで

2020/6/16 5:11
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【シリコンバレー=佐藤浩実】映画監督や俳優らで構成する米映画芸術科学アカデミーは15日、2021年の「アカデミー賞」の授賞式を当初予定していた2月28日から4月25日に延期すると発表した。新型コロナウイルスの影響で、映画の公開や制作が困難な状況が続いているため。年内のイベントは既に中止が相次ぐが、21年の催しにも影響が及び始めた。

新型コロナの影響で、21年の「アカデミー賞」の授賞式は約2カ月延期する(写真は20年の授賞式の告知、米ハリウッド)

21年で93回目となるアカデミー賞は映画界の最高の栄誉とされ、米国ではテレビ生中継される一大イベントだ。通常は授賞式の前年に上映した映画が候補となるが、21年は同年2月までに公開した作品を選考対象とするよう改める。世界各地から人の集まる授賞式も2カ月延ばし、4月に開催する。

アカデミー賞の延期は新型コロナによる映画界への打撃の大きさを示す。休業していた映画館は一部で再開を始めたものの、人数制限が厳しく本格稼働にはほど遠い。受賞を狙う映画の多くが公開を延期しているのが実態で、新しい作品の制作活動も停滞している。大手映画会社の集まる米国ではコロナ感染者が再び増えており、影響の長期化が懸念されることも背景にある。

2月9日に授賞式があった20年のアカデミー賞ではポン・ジュノ監督が手掛けた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」がアジア映画として初の作品賞を受賞した。一方でコロナを警戒する米政府の渡航制限により、中国の関係者は出席できなかった。21年の賞ではさらに広範囲に影響が及ぶことになる。

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