ルフトハンザ、2万2千人削減検討 回避へ時短呼びかけ

2020/6/16 3:47
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【フランクフルト=深尾幸生】独航空大手ルフトハンザは15日、新型コロナウイルスによる航空需要低迷で2万2千人の従業員が余剰になると発表した。全従業員の約16%に相当する。人員削減をできるかぎり避けるため、労働組合とワークシェアリングなどの導入について協議に入った。

ルフトハンザは最大2万2千人の削減が必要という=ロイター

内訳はパイロットや客室乗務員など航空業務が5千人、本社部門が1400人、整備子会社が4500人、ケータリング子会社が8300人などとしている。対象の約半数はドイツ国内での雇用という。

ルフトハンザは出張需要などの低迷で、約760機の保有機のうち2021年に300機、23年でも100機が余るとみている。利益を出すには需要縮小に合わせて人員も減らす必要があると判断した。

労組に対して、労働時間を分け合うことで削減人数を抑えることを提案した。ドイツの雇用維持制度である「クルツアルバイト(時短勤務)」の活用や、規定労働時間の短縮などの取り決めについて協議する。22日までに合意したい考えだ。

人事担当のミヒャエル・ニッゲマン取締役は声明で「今後3年のビジネスの見通しではパイロットの7人に1人、客室乗務員の6人に1人を雇用し続けられない。人件費を抑えなければ競争力が落ちて余剰はさらに増える恐れがある」と述べた。

ルフトハンザは新型コロナによる航空需要低迷で資金繰りが悪化。すでに独政府の20%出資を含む総額90億ユーロ(約1兆900億円)の公的支援を受けることを決めている。

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