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印タタ自動車、1700億円の最終赤字 20年3月期

インド自動車大手のタタ自動車が15日発表した2020年3月期の連結決算は、最終損益が1200億ルピー(約1700億円)の赤字だった。最終赤字は2期連続。同国での販売落ち込みでタタ自単体が赤字に転落したことが響いた。需要低迷や英子会社のジャガー・ランドローバー(JLR)の赤字に、新型コロナウイルスの感染拡大も追い打ちをかけた。

新型コロナの影響で世界的に販売が落ち込んだ(英ジャガー・ランドローバーの工場)

売上高は2兆6106億ルピーと前の期に比べ14%減った。輸出を含むタタ自単体の販売台数(出荷ベース)は35%減の約47万台だった。インドではもともと販売減が続いていたところ、コロナ対策で3月下旬から都市封鎖が起き、生産・販売ともに止まった。同社は20年1~3月期の販売台数は公表しなかった。

JLRの販売台数(通期、小売りベース)は12%減の約51万台。特に20年1~3月期は中国で4割、米国と英国で2割強それぞれ減り、通期全体を大きく押し下げた。

本業の収益力を示すEBIT(利払い・税引き前利益)では、タタ自単体が前の期の黒字から赤字に転落した。JLRはコスト削減が奏功して採算が改善傾向にあったが、EBITでは赤字が続いた。

業績悪化を受け、両社は投資やコストの削減を進める。タタ自は21年3月期の設備投資計画を直近2年の実績に比べて7割、JLRは前の期比3割弱、それぞれ減らす。タタ自は150億ルピー規模のコスト削減にも着手したという。

インドの自動車メーカーは総崩れ状態にある。最大手のマルチ・スズキは1~3月期に約3割の減益となり、印マヒンドラ・アンド・マヒンドラも約190億円の赤字に転落した。インドは3月下旬から5月末まで都市封鎖を実施したため、20年4~6月期は各社とも一段と業績が悪化する見通しだ。

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