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地上イージス計画停止 防衛相「費用・期間合理的でない」

米ハワイ州カウアイ島にある地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の米軍実験施設=2019年1月(共同)

河野太郎防衛相は15日、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画を停止すると表明した。想定より費用や時間がかかることを理由に挙げた。北朝鮮の弾道ミサイルに備え、秋田、山口両県に配備する計画だった。

防衛省で記者会見を開き「コスト、期間を考えると合理的ではない」と述べた。近く国家安全保障会議(NSC)に報告し、停止を決める。

システムはイージス艦と同様のレーダーやミサイルで地上から迎撃する仕組みで米国から調達する計画だった。昨年、陸上自衛隊の新屋演習場(秋田市)とむつみ演習場(山口県萩市、阿武町)を候補地にしたが、調査の不備が発覚して秋田県では再検討に入っていた。

むつみへの配備では、迎撃ミサイルのブースター(推進装置)を同演習場内に落下させると説明していたが、今年5月にはそのために大幅な改修と追加コストが必要になると判明した。河野氏は近く秋田、山口両県を訪ね、県知事に謝罪すると説明した。

ミサイル防衛は戦略の練り直しを迫られる。河野氏は「当面イージス艦で対応を続ける。その後はNSCを経て対応を検討したい」と述べた。

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