楽天モバイル迷走 周波数無断変更、行政指導や回収も
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4月に本格的なサービスを始めた楽天の携帯電話事業が迷走している。独自に開発したスマートフォンで、総務省に正式な報告をせずに対応周波数を変更し、消費者への告知も遅れた。低価格やデータ通信の使い放題を売りに参入したが、公共サービスとしての信頼を失えば、携帯事業の先行きは厳しくなる。
「消費者が混乱する。事前に報告すべきだ」。総務省は楽天の携帯子会社の楽天モバイルに対し、同社の小型スマホ「楽天ミニ」が対応する周波数の一部を無断で変えた疑い