インドでオンライン教育熱 コロナで資金調達活況

スタートアップGlobe
DealStreetAsia
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コラム(テクノロジー)
2020/6/17 2:00
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新型コロナウイルスの影響で、インドでも「エドテック」への需要がかつてないほど高まっている。同国に拠点を置くスタートアップのCuemathとTopprはそれぞれ3000万ドル(約32億円)の資金調達に向けて調整に入った。

エドテックとは「エデュケーション(教育)」と「テクノロジー(技術)」を組み合わせた造語。Cuemathは幼稚園児から中学2年生までの子どもを対象とした放課後算数学習プログラムだ。これに対し、Topprは小学校5年生から高校3年生向けだ。

CuemathのGovind Rajan最高執行責任者(COO)はDealStreetAsiaの取材に対し、資金調達の動きがあることを認めている。Topprも「最近動き始ており、2~3カ月以内にも実現しそうだ」と関係者は語る。

Cuemathは2014年に創業。学習コンテンツは録画ではなくライブ配信で、先生と生徒が双方向でやり取りができるのが特徴だ。カリキュラムはインド工科大卒やケンブリッジ大卒の専門家が監修している。16年にシリーズAラウンドで400万ドルを調達。17年1月には米アルファベット(グーグル持ち株会社)などから1500万ドルを調達した。

休校措置に伴いオンラインで授業をする教師(インド、グジャラート州)=ロイター

休校措置に伴いオンラインで授業をする教師(インド、グジャラート州)=ロイター

インドの9都市のほか、アメリカや英国、シンガポール、インドネシアにも展開している。「算数学習のグローバル展開に力を入れたい」とRajanCOOは話す。

一方、Topprは受験対策のためのオンライン模試や問題演習、映像授業を提供している。質問にはチャット機能で講師が24時間対応する。

エドテックの分野は世界的な学校の休校措置を受け、一躍注目を集めている。この4、5月で資金調達をしたスタートアップには、VedantuやParikshaなどがある。インドは若年人口が多く、オンライン教育のスタートアップは世界の投資家から引き続き注目を集めそうだ。

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