日本郵便、スタートアップと連携 配送ルート自動作成

2020/6/15 15:46
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日本郵便は15日、物流スタートアップと連携して人工知能(AI)による配送ルートを自動作成するなどの業務支援システムを導入すると発表した。荷積みから出発までの準備時間が従来の半分以下になり、効率的な配送ができる。2021年3月まで全国200郵便局で試験運用し、本格導入を目指す。

物流スタートアップのCBcloud(シービークラウド、東京・千代田)が開発したアプリを活用。荷物の伝票にあるバーコードを読み込むと届け先の過去の在宅率や宅配ボックスの有無などを識別し、効率的な配送の順番や配達車両の荷積み位置を指定する。

配送ルートについては、名古屋大学発スタートアップ企業、オプティマインド(名古屋市)の技術を使う。自動配送ルート作成システムで、運転初心者でも安全に運行できるルートを表示する。

これまでは荷物の伝票を1枚ずつ確認して配送ルートを決め、配達車両に積み込んでいた。配送ルートの決定から出発までの時間を従来の半分以下にできる。また、玄関の位置が分かりづらい届け先や置き配を活用しているかなどの細かい情報を蓄積し、経験の浅い配達員でも効率的に配送できるようにする。

10月までに全国200郵便局に順次、導入して21年3月まで運用する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で電子商取引(EC)サイトの小口荷物が増加している。日本郵便の担当者は「新型コロナの影響で社会環境やお客のニーズは大きく変化している。デジタル技術を駆使し、変化に対応できる配送システムを実現したい」と話している。

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