サルデーニャ島 美術史家 金沢百枝

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2020/6/20 14:00
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日本経済新聞 電子版
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去年の秋、調査のためイタリアのサルデーニャ島をたずねた。当初の目的はロマネスクの建築と美術だったが、聖堂をめぐるうちに、ときおり車窓からみえる黒くて巨大な構造物に心うばわれた。

それは、ヌラーゲとよばれる先史時代の塔で、たいてい草原にぽつんとある。紀元前1800年から1100年ごろに築かれ、サルデーニャ島内に7千~8千基もあるという。島の中央から北東部にかけて多くのこり、道中、ミシュランの地図に…

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