LXデザイン、小中高校に外部人材をオンライン紹介
教育関連のIT(情報技術)サービスを手がけるLXデザイン(東京・千代田)は学校向けに、民間の人材を特別授業の講師として紹介するオンラインサービスを始めた。ITや起業、語学などの分野で外部人材の活用を進めたい学校と、自分の知見を教育の場で生かしたい人材をつなぐ。

学校教育に特化した人材仲介サービス「複業先生」の試験運用を始めた。学校側は教えてもらいたいテーマや報酬などを記した求人案件をサイトに登録し、掲載料をLXデザインに払う。
講師を務めたい利用者は教えられるテーマを無料登録し、学校側が提示する案件の中から希望の授業に応募する。登録された人材を見て、学校側からアプローチすることも可能だ。
募集案件は教員免許が不要な単発の授業が中心となる見込みだが、中長期の需要にも対応する。小学校で教師を務めた経験もある同社の金谷智社長は「『総合的な学習の時間』やキャリア教育の観点からも、外部人材を求める学校は多い」と話す。すでに大手のIT企業に勤める人やスポーツ選手らが登録しているという。
小学校から高校まで、合わせて年内に100案件、1000人の人材登録を目指している。