中国の工業生産、5月4.4%増 小売売上高は2.8%減

習政権
2020/6/15 11:31
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販売が回復している自動車の生産が全体をけん引した(中国・武安市)=AP

販売が回復している自動車の生産が全体をけん引した(中国・武安市)=AP

【北京=原田逸策】中国国家統計局が15日発表した5月の主な経済統計によると、工業生産は前年同月比4.4%増えた。伸び率は4月(3.9%増)から拡大した。販売が回復している自動車の生産が全体をけん引した。新型コロナウイルスから生産はいち早く改善しているが、回復の勢いは市場の予想に届かなかった。

工業生産の伸びは市場の事前予想(5%)を下回った。1~2月に前年同期比13.5%減と統計開始以来、初めてマイナスだった。3月も前年割れだったが、4月にプラス転換していた。主な品目の生産量をみると自動車が前年同月比19%増えたほか、在宅勤務で需要が高まるパソコン(同22%増)も好調だった。

百貨店やスーパー、電子商取引(EC)などの売上高を合計した社会消費品小売総額(小売売上高)は5月に前年同月比2.8%減った。マイナス幅は4月(7.5%減)よりも縮小したが、依然として前年同月の水準を下回っている。飲食業の回復が遅れている。

マンションや工場の建設など固定資産投資は1~5月の累計で前年同期比6.3%減った。依然として前年同期の水準を下回ったものの、減少幅は1~4月(10.3%減)から縮小した。堅調なマンション販売を映し、不動産開発投資は前年同期比0.3%減とほぼ前年並みまで回復した。

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