かんぽ社長「深くおわび」 不正発覚後初の株主総会

2020/6/15 10:22
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かんぽ生命保険は15日午前、東京都内で株主総会を開いた。昨年夏に不適切契約問題が発覚してから初の株主総会で、1月に社長に就いた千田哲也氏や持ち株会社の日本郵政の増田寛也社長ら9人を取締役に選任した。

不正発覚後初の株主総会はコロナ禍で入場者数を制限した(15日、東京・港)

不正発覚後初の株主総会はコロナ禍で入場者数を制限した(15日、東京・港)

千田社長は冒頭に「金融庁から業務停止処分をうけ、株主の皆様に多大な心配をおかけしたことを深くお詫びする」と謝罪した。「今後二度とこのようなことを起こさぬよう業務改善計画の執行を最重要課題として取り込む」と話した。

かんぽは既存の契約を解約させて保険料の高い新しい保険に加入させる事案などが発覚。重点調査の対象だけでも5月末時点で法令違反が約300件、社内ルール違反が約3200件ある。金融庁が業務停止命令を解除した3月末以降も営業は自粛している。

かんぽの2020年3月期の個人保険の新規契約は約64万件と前の期から6割減った。保険契約は初年度に販売手数料がかさむため、コスト減で最終増益は確保した。一時的な効果にすぎず、21年3月期は減益に転じる見通しだ。

株主総会は新型コロナウイルス対策で入場者数を制限。事前に郵送かネット経由による事前の議決権行使を呼びかけた。来場しない株主向けには総会をインターネットで生中継した。

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