/

米国で警察対応に批判高まる アトランタで黒人男性射殺

【シリコンバレー=白石武志】米南部ジョージア州アトランタで飲酒運転を摘発しようとした白人警官が抵抗した黒人男性を射殺する事件が起き、その余波が広がっている。事件翌日の13日には同市内で警察の行き過ぎた対応に抗議する批判が高まった。現場近くのハンバーガー店は放火されて炎上した。

ジョージア州の捜査当局などによると、事件は12日夜にアトランタ市のハンバーガーチェーン「ウェンディーズ」の駐車場で起きた。

ドライブスルーの通路に駐車し眠っている男性がいるとの通報を受け、駆けつけた警官が呼気検査を実施したところ、基準値を超えるアルコールを検出した。男性が拘束に抵抗して逃走したため、警官が銃を発砲。男性は病院に運ばれ、死亡が確認された。米メディアによると、男性は逃走の際に警官からスタンガンを奪ったという。

事件を受け、アトランタ市内では翌13日、警官の対応に抗議するデモが起きた。夜には事件現場周辺にも大勢の人だかりができ、催涙ガスなどを使ってデモ隊を解散させようとする警官隊と一時もみ合いになった。デモ参加者の一部がウェンディーズの入る建物に火を放ったとみられ、建物が激しく燃えるようすが報じられた。ロイター通信によると、地元警察は放火した疑いのある白人女性を追跡している。

アトランタ市のボトムズ市長は13日、男性への発砲について正当な武器使用ではなかったと市警の対応を非難し、シールズ本部長の引責辞任を発表した。同市警は事件に関与した2人の白人警官のうち、発砲した警官を解雇したことも明らかにした。

5月下旬には米中西部ミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件の動画がSNS(交流サイト)を通じて拡散し、全米を揺るがせたばかり。全米規模の抗議デモが続く中で発生した新たな黒人殺害事件によって、警察への不信感は各地で強まっている。今後、警察による武器使用を制限しようとする議論に拍車がかかる可能性がある。

米大統領選

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン