NYダウ4日ぶり反発、477ドル高 前日急落の反動も上値重く

2020/6/13 5:12 (2020/6/13 5:53更新)
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【NQNニューヨーク=古江敦子】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発し、前日比477ドル37セント(1.9%)高の2万5605ドル54セントで終えた。前日に1861ドル安と史上4番目に大きい下げとなった反動で、個人投資家などによる押し目買いが入った。もっとも、新型コロナウイルスの感染「第2波」への懸念は根強く、小幅に下げる場面もあった。

ダウ平均の上げ幅は800ドルを超える場面があった。「売り方の買い戻しや、個人投資家などによる値ごろ感から買いが先行した」(スウォーズモア・グループのカート・ブランナー氏)との指摘があった。

4日ぶりに反発した航空機のボーイングが11%高となり、ダウ平均の上昇をけん引した。12日朝に旅客需要に回復基調がみられると発表した空運のアメリカン航空グループが大幅に上昇。ユナイテッド航空ホールディングスやデルタ航空などがつれ高となった。

米長期金利の上昇で利ざや縮小の思惑が後退し、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェース、シティグループなど金融株の上げが目立った。化学のダウや石油のシェブロン、映画・娯楽大手のウォルト・ディズニーなど幅広い銘柄に買いが入った。

もっとも、午後に小幅安に転じる場面があった。早い段階で経済再開に踏み切ったテキサスやフロリダなど複数の州で新型コロナの感染者数が再び増加している。感染第2波により経済の正常化が遅れるとの懸念が強まった。

投資家心理を測る指標とされ「恐怖指数」と呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は大幅に低下し、35台で終えた。前日は5割近く上昇し40台に急上昇していた。20を超えると不安心理が高まった状態とされる。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比96.08ポイント(1.0%)高の9588.81で終えた。SNS(交流サイト)のフェイスブックやスマートフォンのアップルなど主力ハイテク株の一角が上昇。11日夕に発表した2020年3~5月期決算が大幅増益だったソフト大手のアドビが大幅高となり、同業のマイクロソフトやオラクルなども上昇した。

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