北陸電、AIでダムを効率運用、水力発電増へJFEエンジと共同開発

2020/6/12 19:50
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北陸電力は12日、JFEエンジニアリングと人工知能(AI)を活用してダムへの水の流入量を予測するシステムを共同開発したと発表した。高精度の予測により、ダムの機能を守りながら無駄な放流をなくして発電電力量を増やす。

JFEエンジニアリングの開発した水位予測AIに、過去の降雨量と流入量のデータを学ばせた。これまでは人の経験などに頼って流入量を予測していたが、AIの活用で精度を高め、発電電力量の増加につなげる。

浅井田ダム(岐阜県高山市)で2019年4月~20年1月までAI予測システムの実証実験を行ったところ、一般家庭約1600世帯の年間使用電力量に相当する約500万キロワット時の年間発電電力量の増加が見込まれることが分かったという。現在は別の4つのダムでも検証を進めている。

再生可能エネルギーによる発電能力の拡大を進める北陸電は、31年3月期までの長期ビジョンで水力発電を1.4億キロワット時増やす方針を掲げる。今後も他のダムにAI予測システムを導入するなどして取り組みを加速する考えだ。

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