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テスラ、中国EVにコバルト使わない電池

【北京=多部田俊輔】米テスラは中国当局から、レアメタルのコバルトを使わない電池を搭載する主力の電気自動車(EV)「モデル3」の製造認可を取得した。コバルトは高価なうえ、産地が限られ供給が不安定になるリスクがある。関係者によると、テスラが中心になって開発した電池を中国電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)が製造するという。

中国の工業情報化省が11日付の公告で製造許可を与えた。公告にはリン酸鉄系のリチウムイオン電池を使うとの記載がある。リン酸鉄系の電池はエネルギー密度が低く、容量を確保するには大型にする必要があるため、バスなど商用車に使われてきた。乗用車ではニッケル、コバルト、マンガンで構成する「三元系」と呼ぶタイプが主流だ。

テスラは低コストや高い安全性といったリン酸鉄系の特長を生かしつつ、乗用車向けに性能を高めたとみられる。公告に電池のメーカー名は書かれていない。

コバルトはコンゴ民主共和国が主産地だ。高価なうえ、児童労働によって採掘されているとの指摘もあるため、コバルトを使わない電池の開発が進んでいる。

テスラは中国の上海で乗用車を製造しており、電池はパナソニックや韓国のLG化学から調達している。

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