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中止の調布国際音楽祭、配信で開催 ベートーベン核に

2019年の調布国際音楽祭の様子(C)Hikaru Hoshi

東京都調布市で毎年初夏に開かれる「調布国際音楽祭」。今年は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、代わりに14~21日、オンライン音楽祭を開く。エグゼクティブ・プロデューサーで指揮者・鍵盤奏者の鈴木優人は「オンラインの特性を生かし、双方向のコミュニケーションを試みていきたい」と意気込む。

もともと今年は生誕250年にあたるベートーベンの全交響曲を管弦楽や室内楽、ピアノで演奏する企画などを用意していた。配信でもベートーベンを核に演目をそろえる。開幕は音楽祭アソシエイト・プロデューサーのピアニスト、森下唯による「エリーゼのために」で、森下は「ライブ感に満ちた音楽祭を楽しんでほしい」と話す。

15日には鈴木の父で古楽オーケストラ「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」創設者の鈴木雅明が、演奏機会が少ないベートーベンのオルガン作品を弾く。八王子市内の教会からの配信という、オンラインならではのプログラムだ。最終日はピリオド楽器による「第九」第4楽章のリモート合奏で締めくくる。

鈴木優人は2013年から同音楽祭のプロデュースを務める。世界で活躍する人脈を生かして海外の音楽家も数多く招き、17年からは音楽祭名に「国際」と冠する。配信でも国際性は豊か。オランダ・バッハ協会音楽監督の佐藤俊介(バイオリン)とスーアン・チャイ(ピアノ)が協演するほか、ドイツのマルティン・シュタットフェルト(ピアノ)も参加する。

運営資金はクラウドファンディングで集めた。大半は無料で見られるが、クラウドファンディング支援者限定の演奏会もある。鈴木は来年以降の音楽祭について「ホールが使える状況になれば全面的に開催したいが、オンラインでの経験値は非常に大きいものになる」と指摘する。

(西原幹喜)

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