全国戦没者追悼式を縮小開催 参列者、昨年の約2割に

2020/6/12 10:03
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戦後75年となる今年8月15日の全国戦没者追悼式について、加藤勝信厚生労働相は12日の閣議後記者会見で、「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ式典の規模を縮小する」と表明した。昨年は6000人規模だった遺族ら参列者や来賓の数を今年は最大1400人程度と2割ほどに縮小して開催する。

厚労省によると、現在の形式で追悼式が始まった1963年以来、規模縮小は初めて。

式典は例年、東京都千代田区の日本武道館で開催されており、今年も同館で開催する。昨年は各都道府県から遺族55人が参加していたが、今年は半分以下の各20人とする。例年は天皇、皇后両陛下が出席されるほか、遺族ら約5000人と首相をはじめとする来賓約1000人の計約6000人が参加していた。

新型コロナの感染防止対策として、座席の間を1メートルあけるほか全参列者のマスク着用、事前の検温、手指消毒などを徹底する。例年実施していた国歌斉唱はせず、奏楽のみとする。天皇陛下のお言葉や首相の式辞、献花などは実施する予定。

全国戦没者追悼式は、参列遺族の高齢化が年々進んでいる。高齢者は新型コロナに感染すると重症化しやすいことから、縮小が必要と判断した。昨年の参列者のうち遺族は約5000人で、最高齢は97歳の女性だった。詳細な実施内容については8月上旬に公表する。

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