アップル、黒人コミュニティー支援に100億円強

2020/6/12 4:55
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アップルのクックCEOは黒人コミュニティーの支援に1億ドルの予算を充てると表明した

アップルのクックCEOは黒人コミュニティーの支援に1億ドルの予算を充てると表明した

【シリコンバレー=白石武志】米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は11日、米国内外の黒人コミュニティーの支援活動に1億ドル(約107億円)の予算を充てると発表した。黒人が所有する企業との取引拡大などを通じて、産業界における人種間格差の解消をリードする考えだ。

新たな活動は「人種的公平と正義のイニシアチブ」と名付けた。教育と経済的平等の実現のほか、白人警官による黒人暴行死事件で問題となった刑事司法改革にも焦点を当てるとしている。

クック氏は詳細は明らかにしていないが、例えば黒人が所有する取引先への総支出を増やすことでアップルのサプライチェーンにおける黒人コミュニティーの参加を促すという。6月下旬にオンラインで開く年次開発者会議「WWDC」では、黒人起業家のための育成プログラムを発表する。

一連の取り組みは、取引先を含めた二酸化炭素(CO2)排出量の削減などで実績のあるリサ・ジャクソン副社長が担当する。アップルの巨大なサプライチェーンを通じて、幅広い取引先に黒人コミュニティー支援の動きを広げる狙いとみられる。

1960年代の公民権運動の最中に米南部のアラバマ州で育ったというクック氏はツイッターに投稿した動画メッセージの中で「我々は歴史の中で重要な瞬間にいる」と指摘。「物事は変化しなければならず、アップルはその変化の原動力となることを約束する」と話した。

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