英EU、15日に首脳会談へ FTAなど交渉の打開探る

英EU離脱
2020/6/12 4:29
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英のフロスト首相顧問(左)とEUのバルニエ首席交渉官らによる過去4回の交渉では膠着が続く(3月2日、ブリュッセル)=AP

英のフロスト首相顧問(左)とEUのバルニエ首席交渉官らによる過去4回の交渉では膠着が続く(3月2日、ブリュッセル)=AP

【ロンドン=中島裕介】欧州連合(EU)と英政府は11日、新たな自由貿易協定(FTA)など英・EUの将来関係を巡って、15日に首脳会談を開くと発表した。EUのフォンデアライエン欧州委員長とミシェル大統領らがジョンソン英首相とテレビ会議で直接会談し、膠着する交渉の打開策を協議する。

英国の1月末のEU離脱以来、両者間で3月から交渉官レベルで4回の協議を重ねた。だが「英が税制などのEUルールを順守するか」や「英海域でのEU加盟国の漁業権を認めるか」などの点で紛糾し進展していない。

英国は現在、EU離脱の激変緩和のため2020年末までの移行期間中で、関税ゼロでの貿易などEU加盟国とほぼ同じ扱いを受けている。交渉が決裂してFTAなしの結論となれば、21年初から関税などが発生して企業活動への打撃は避けられない。双方は首脳会談で打開策を探り、経済への影響を回避したい考えだ。

英・EUで結んだ離脱協定は6月末までに両者の同意があれば、移行期間を2年延長することを認めている。EU側は経済への打撃回避のため、延長も選択肢に入れる。英はEU域外とのFTAが発効できないなどデメリットが多いことから、移行期間の延長を強く拒否している。

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