世論調査に謝罪と撤回要求 トランプ陣営、CNNに

2020/6/12 0:40
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【ワシントン=共同】11月の米大統領選で再選を目指す共和党のトランプ大統領(73)の陣営が焦りを見せ始めている。支持率急落の世論調査を発表したCNNテレビに対し謝罪と結果の撤回を要求し、普段ひいきにする保守系FOXニュースにも不満を表明。黒人暴行死事件や新型コロナウイルスへの対応で苦しい立場に陥り、メディア批判を強めている。

トランプ米大統領はCNNへの批判を強める=ロイター

「調査は意図的な虚偽と中傷だ」。トランプ陣営は9日付の書簡で、民主党候補指名が確定したバイデン前副大統領(77)との対決を想定した調査で14ポイント差の大きなリードを許す結果を発表したCNNテレビを批判した。謝罪や撤回要求に応じなければ法的措置も辞さないと訴えた。

共和党に近い世論調査会社を引用し「回答した人のうち共和党員は25%しかおらず、投票権のない人もいる」と主張。「メディアは反トランプの主張をつくりあげ、実際の有権者に誤情報を与えて判断を誤らせようとしている」と批判した。

これに対し、CNN側は10日の書簡で「CNN40年の歴史で世論調査結果が気にくわないからと言って法的措置で脅しをかける米国の政治家はいなかった」と皮肉り「有権者に目にしてほしくない言論を封じるため、また訴訟で脅そうとしている」と反論した。

CNNの今月2~5日の全米調査ではトランプ氏の支持率は38%に落ち、不支持率が57%に上昇。世論調査会社ギャラップの5月28日~6月4日の調査でもトランプ氏の支持率は39%、不支持率が57%になっている。

いら立ちを募らせるトランプ氏は10日、FOXニュースが民主党側証人の議会証言を中継したのに共和党側の証人は中継しなかったことから「CNNみたいだ。FOXは血迷った」とツイッターで不満を爆発させた。

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