武田、18製品を韓国企業に売却 最大300億円で

武田薬品工業は11日、アジアなどで販売している医薬品の一部を韓国の製薬会社、セルトリオンに売却する契約を結んだと発表した。売却額は最大約2億7800万ドル(約300億円)に上り、2020年末までに完了する予定。
売却するのは韓国やタイ、シンガポールなどのアジアのほか、オーストラリアで販売する一般用医薬品や医療用医薬品で計18製品。高血圧や糖尿病の治療薬などで、18年度の売上高は計約1億4000万ドルだった。セルトリオンと製造供給契約を結び、武田が生産を引き受けるという。
武田はアイルランド製薬大手シャイアーの買収で膨らんだ負債を圧縮するため、計約100億ドルを目標として資産売却を進めている。
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